不動産クラウドファンディングの始め方は?初心者向けに分かりやすく解説します

不動産クラウドファンディングの始め方は?初心者向けに分かりやすく解説します

「不動産クラウドファンディングに興味があるけど、始め方はどうなってるの?」

上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

不動産クラウドファンディングは、少額から始められるリスクの少ない投資方法として、日本だけでなく海外からも注目を集めています。

しかし、投資の経験がなく始め方がわからない方や、安心して運用を任せられる会社の選び方がわからない方も多いはずです。

そこで本記事では、不動産クラウドファンディングの始め方や会社を選ぶポイント、注意点を解説します。

始め方が分からない方や信頼できる会社で始めたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の3行まとめ
  • 不動産クラウドファンディングは、オンライン上で最短10分から始められる
  • 不動産クラウドファンディング会社を選ぶポイントは、最低投資額や取扱案件数をみる
  • これから始めたい方は、1万円から始められるCREAL(クリアル)がおすすめ

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目次

不動産クラウドファンディングの始め方・分配金を受け取るまでの流れ

まずは、不動産クラウドファンディングの始め方・分配金を受け取るまでの流れをご紹介します。

不動産クラウドファンディングは、下記の流れでスムーズに始めることが可能です。

不動産クラウドファンディングを始めて分配金を受け取るまでの流れ
  1. 不動産クラウドファンディング会社を選ぶ
  2. 公式サイトで会員登録を行う
  3. 投資家登録を行う
  4. 募集中の案件に申し込む
  5. 案件に当選したら入金を行う
  6. 運用期間が満了後、分配金を受け取る

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください

STEP1:不動産クラウドファンディング会社を選ぶ

不動産クラウドファンディングを始める際は、まずは登録する事業者を選ぶ必要があります。

登録する事業者によって登録されている投資先や平均利回り、最低投資額が変化するため、自身に合うものを選択する必要があります。

不動産クラウドファンディング会社を選ぶポイントや、おすすめの会社については記事後半で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

STEP2:公式サイトで会員登録を行う

登録する不動産クラウドファンディング会社を選んだ方は、公式サイトで会員登録を行います。

サービスによって求められる情報は異なりますが、メールアドレスなどの必要事項を入力します。

STEP3:投資家登録を行う

公式サイトで会員登録をした方は、続いて投資家登録を行います。

投資家登録で記入する情報もサービスによって異なりますが、基本的に出金先口座や本人確認書類の提出が求められます。

画面に表示された必要事項を全て入力した方は、会社側が投資家審査を行うまで待機しましょう。

審査や書類の内容に問題がなければ、審査通過となり、募集中の案件に申し込めるようになります。

STEP4:募集中の案件に申し込む

無事、投資家登録が完了した方は、募集中の案件の中から自身が投資したいものを見つけましょう。

サービスによって異なりますが、案件は豊富に掲載されているため、比較しながら投資先を見極める必要があります。

募集中の案件の中には、抽選で投資できるか決まるものもあり、当選者にはメールで必要書類や資金入金の案内が届きます。

先着順の場合は、申し込み完了次第、手続きのメールが届く仕組みです。

STEP5:案件に当選したら入金を行う

抽選または先着順で案件に当選した方は、メールに届いた手順に従い、入金を行いましょう。

入金が完了すると、運用が開始されます。

不動産クラウドファンディングでは、基本的に運用は全て事業者側が行うため、投資家側で必要な手続き等はありません。

なお、サービスによって異なりますが、基本的に運用状況はサイトの「マイページ」などで確認できます。

STEP6:運用期間が満了後、分配金を受け取る

投資したファンドの運用が終了し、運用益が発生している場合、投資額に応じて分配金が受け取れます。

分配金の詳細な情報や金額は、サイトの「マイページ」などで確認しましょう。

サービスによって異なりますが、出資金や分配金の振込先は、基本的に登録した金融機関の口座に振り込まれます。

不動産クラウドファンディング会社を選ぶポイント4つ

続いて、不動産クラウドファンディング会社を選ぶポイントを4つご紹介します。

選ぶポイントを知っておくと、損失のリスクを最小限に抑えられるので、下記のポイントを必ず確認しましょう。

不動産クラウドファンディング会社を選ぶポイント
  • 少額から投資できるか
  • 取り扱っている案件は多いか
  • 案件の情報開示が適切であるか
  • 元本割れのリスク対策がされているか

信頼できる不動産クラウドファンディング会社を選びたい方は、ぜひ参考にしてください。

少額から投資できるか

不動産クラウドファンディング会社を選ぶ際は、まずは少額から投資できるか確認しましょう。

不動産クラウドファンディングは、登録しているサービスによって最低投資金額が異なります。

例えば、「A社では最低1万円から投資できるけど、B社は10万円から受け付けています!」といったケースも少なくありません。

自身が投資できる金額を考慮し、最低投資額が予算と合う不動産クラウドファンディング会社を選択しましょう。

なお、初心者の方は最低投資額1万円から募集している不動産クラウドファンディング会社の利用をおすすめします。

取り扱っている案件は多いか

取り扱っている案件数が多いかも、不動産クラウドファンディング会社を選ぶ上で重要です。

不動産クラウドファンディングは、企業ごとに応募できる案件数に限りがあります。

しかし、取り扱っている案件数が少なすぎると、登録しても自身が魅力を感じる投資先が見つからない可能性が高いです。

不動産クラウドファンディング会社ごとの募集数は、「案件一覧」や「ファンド一覧」から確認できるので、登録前に必ず確認しておきましょう。

案件の情報開示が適切であるか

不動産クラウドファンディング会社を選ぶ際は、案件の情報開示が適切であるかも重要です。

開示されている情報が多いほど、投資する前に案件のリスクとリターンを適切に判断することが可能です。

不動産クラウドファンディング会社によって開示されている情報は異なりますが、主に下記の情報が記載されていれば問題ありません。

適切な情報開示の例
  • 施工会社
  • 物件の住所
  • 物件の入居者
  • 運営している会社
  • 物件の築年数や面積
  • 収支シミュレーション
  • 運営している会社の財務状況
  • 物件を運営する上でどのような事業が行われているか

例えば、物件を運営する上でどのような事業が行われているかわかると、家賃支払いや物件を借りてくれる期間を予測できます。

また、収支シミュレーションと物件の価値が見合っているかも重要です。

実際の物件の価値よりも高い収支シミュレーションを算出している場合、投資家に高い表面利回りを提案してお金を集めようとしている可能性があります。

適切な情報開示をしていない会社は危険なので、登録する前に必ず確認しておきましょう。

元本割れのリスク対策がされているか

元本割れのリスク対策がされているかも、不動産クラウドファンディング会社を選ぶ際のポイントです。

不動産クラウドファンディングでは、「優先劣後方式」という元本割れのリスク対策が行われています。

優先劣後方式とは、優先部分を保有する投資家は、劣後部分を保有する投資家よりも優先的に配当を得られる仕組みのことです。

不動産クラウドファンディングでは、投資家が「優先出資者」会社が「劣後出資者」と位置付けられており、それぞれの出資金は別々に管理されています。

例えば、劣後割合が25%の場合、25%以下の損失であれば劣後出資者である会社のみ損失が発生し、優先出資者である投資家は元本割れが発生しません。

つまり、劣後割合が高いほど投資家の元本割れのリスクは低くなり、損失が発生しづらくなるのです。

しかし、不動産クラウドファンディング会社の中には、劣後割合を低く設定している企業も存在します。

劣後割合が低い企業を選ぶと、元本割れのリスクが大きくなるため、注意しましょう。

一般的な劣後割合は、10〜30%と言われています。

初心者におすすめできる不動産クラウドファンディング会社3選

この項目では、初心者におすすめできる不動産クラウドファンディング会社を3つご紹介します。

3社の簡易的な比較表は、下記の通りです。

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サービス名CREAL(クリアル)COZUCHI(コヅチ)TECROWD(テクラウド)
特徴東証グロースに上場している想定利回りが高い海外不動産に投資できる
平均想定利回り(年)4.0〜5.5%9.3%9.2%
案件数※2022年に募集開始した案件数23件20件10件
最低投資額1万円1万円10万円〜
運用期間4〜24ヶ月2ヶ月〜数年5ヶ月〜数年
劣後割合5〜20%5〜25%10%
投資物件マンション
ホテル・保育園
マンション
ホテル
国内外マンション
商業施設
サービス開始日2018年2019年2021年
キャンペーン※2023年10月現在ありありなし

CREAL(クリアル)|1口1万円から投資が可能

CREAL(クリアル)のおすすめポイント
  • 1口1万円から投資でき運用開始の翌月から配当金がもらえる
  • 東証グロースに上場している企業が運営しており信頼性が高い
  • サービス開始から「元本割れ0件」で全ての出資金が投資家に返還されている
2023年ファンドの平均利回り3.99%
2023年開始のファンド数26件
累計調達金額384億円
過去の元本割れ件数0件

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CREAL(クリアル)は、東証グロースにも上場しているため、不動産クラウドファンディング会社の中でもトップクラスに信頼性のある会社です。

平均想定利回りは4〜5.5%と高い水準ではありませんが、累計384億円も資金調達しているのにも関わらず、過去の元本割れ0件の実績を誇ります。

また、CREAL(クリアル)はマスターリース契約という賃貸保証の仕組みを導入しており、入居者から賃料が回収できない場合のリスク対策も行なっています。

信頼できる会社でミドルリスク・ミドルリターンの不動産投資を行いたい方は、CREAL(クリアル)の利用がおすすめです。

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運営会社クリアル株式会社
本社所在地〒105-0004
東京都港区新橋2丁目12番11号 新橋27MTビル8階
資本金1,239,052,900
設立2011年5月11日
※サービス開始は2018年11月13日
代表取締役横田 大造
免許・不動産特定共同事業 許可番号 東京都知事 第112号
・金融商品取引業(第二種金融商品取引業、投資助言・代理業)登録番号関東財務局長(金商)第2898号
・宅地建物取引業 免許番号 東京都知事(2)第100911号

COZUCHI(コヅチ)|サービス開始以降元本割れが一度もない

COZUCHI(コヅチ)のおすすめポイント
  • サービス開始以降元本割れが一度もない
  • 運用期間中でも中途解約ができる仕組みを採用している
  • 配当利回りに上限がないため大きな利益を得られる可能性がある
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2023年ファンドの平均利回り5.5%
2023年開始のファンド数25件
累計調達金額488億円
過去の元本割れ件数0件

COZUCHI(コヅチ)は、運用期間中でも中途解約ができる仕組みを採用している、不動産クラウドファンディング会社です。

事務手数料はかかるものの、半年に1回のペースで中途解約の機会を提供しているため、急な事情ができてお金が必要になった場合でも安心できます。

また、配当利回りに上限がない点も、COZUCHI(コヅチ)の魅力です。

一般的な不動産クラウドファンディングの場合、配当利回りに上限が設定されており、受け取れる金額に上限があります。

COZUCHI(コヅチ)の場合は、配当利回りに上限が設けられていないため、投資した物件次第では大きな配当を得られるでしょう。

大きな配当を得たい方や、元本ロックに不安が残るという方は、COZUCHI(コヅチ)の利用がおすすめです。

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運営会社LAETOLI株式会社
本社所在地〒107-0062
東京都港区南青山2-26-1D-LIFEPLACE南青山2階
資本金1億円
設立1999年5月20日
代表取締役武藤 弥
免許・不動産特定共同事業 第1号及び第2号事業者(電子取引業務を行う)許可番号:東京都知事第60号
・宅地建物取引業者 東京都知事(5)77822号
・第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第740号

TECROWD(テクラウド)|高利回りの海外不動産に投資できる

TECROWD(テクラウド)のおすすめポイント
  • 為替の変動リスクに強い
  • 高利回りの海外不動産に投資できる
  • 世界的な不動産開発グループ企業が運営している
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2023年ファンドの平均利回り8.3%
2023年開始のファンド数15件
累計調達金額143億9060万円
過去の元本割れ件数0件

TECROWD(テクラウド)は、利回りの高い海外の新興国に投資できる不動産クラウドファンディング会社です。

2023年に募集されたファンドの平均利回りは8.3%と高い水準なのにも関わらず、過去の元本割れ件数は0件の実績を誇っています。

一般的に、海外不動産は融資を受けることが難しかったり、手続きが煩雑だったりと投資するハードルが高いです。

しかし、TECROWD(テクラウド)に在籍している投資のプロ達に任せると、10万円という少額から海外不動産に投資が可能です。

なお、ファンドの運用に関わる全ての金銭取引は円建で行われるため、海外不動産投資なのにも関わらず為替の変動リスクを気にしなくて良い点も魅力の1つです。

海外の不動産へ投資したい方や、高い利回りで配当金を受け取りたい方は、TECROWD(テクラウド)の利用がおすすめです。

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運営会社TECRA株式会社
本社所在地〒220-6004
神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3-1クイーンズタワーA4F
資本金1億5,660万円
設立2016年3月
代表取締役今井 豊和
免許・不動産特定共同事業 許可番号 神奈川県知事 第12号
・不動産特定共同事業 第1号事業者 第2号事業者
・宅地建物取引業者免許 神奈川県知事許可(4) 26122号

不動産クラウドファンディング初心者が注意すべきこと3つ

最後に、不動産クラウドファンディング初心者が注意すべきことを3つご紹介します。

注意点を知らなければ、投資した後に「想像していたものと違った…」とがっかりしてしまう可能性があります。

下記の注意点を確認し、理解した上で始めましょう。

不動産クラウドファンディング初心者が注意すべきこと
  • 人気の案件はクリック合戦になる
  • 元本割れの保証はない
  • 運用期間中に解約することはできない

不動産クラウドファンディングの経験がない方や、始めたばかりの方は、ぜひ参考にしてください。

人気の案件はクリック合戦になる

不動産クラウドファンディング初心者が注意すべき点として、人気の案件はクリック合戦になることが挙げられます。

近年、国内で不動産クラウドファンディングの人気は高まっており、募集をかけた直後に投資家の申し込みが集中する傾向にあります。

下記の条件に当てはまる案件は、高確率でクリック合戦となるため、注意しましょう。

クリック合戦になる案件の特徴
  • 人気が高い運営会社
  • 想定利回りが高いファンド
  • 募集金額が少ないファンド
  • 劣後割合が30〜40%など高すぎる案件

クリック合戦になると、数十秒〜数分で募集が終了することも少なくありません。

人気の案件に投資する際は、事前にログインして詳細情報を確認しておき、募集開始と同時に申し込むことをおすすめします。

元本割れの保証はない

不動産クラウドファンディングは、元本割れに対するリスク対策はあるものの、元本を保証するものではありません。

想定通りの売却益や賃料収入を得られなければ、想定よりも分配金が下がったり、元本の一部または全額が返金されない可能性があります。

ただし、株式投資やREITも元本保証は行なっていないため、投資には少なからずリスクが存在すると認識しておきましょう。

運用期間中に解約することはできない

不動産クラウドファンディングは、基本的に運用期間中に解約することはできません。

仮に、運用中にまとまったお金が必要になった場合でも、運用期間が終了するまで出資したお金は引き出せません。

また、一部の会社を除いて出資持分の譲渡も困難です。

ただし、運営会社が規約違反や不履行または義務の履行が不能になるような事情がある場合に限り、中途解約が認められる場合があります。

基本的に、運用期間の間は投資した資金はロックされると考え、余剰資金で投資するようにしましょう。

まとめ|不動産クラウドファンディング始め方

今回は、不動産クラウドファンディングを始める方法や会社を選ぶポイント、注意点などを詳しく解説しました。

不動産クラウドファンディングは、上記で紹介した6つのSTEPを踏むと簡単に始められます。

少額から始められるだけでなく、高いリターンを期待できる不動産クラウドファンディングは、近年注目されている投資方法です。

自身に合う不動産クラウドファンディング会社を選択し、将来に向けて資産運用にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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