ソーシャルレンディングは危ない?失敗したくない人へやばい会社の見分け方を解説

ソーシャルレンディングは危ない?

「ソーシャルレンディングは危ないって本当?」
「悪いソーシャルレンディング会社を見分ける方法は?」

上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ソーシャルレンディングは、近年欧米を中心に人気が拡大しており、日本でも参入を検討している方が増加している投資方法です。

しかし、インターネットやSNS上ではソーシャルレンディングへの投資はリスクが高く、危ないと噂されています。

そこで、今回はソーシャルレンディングの危険性やデメリット、悪質なソーシャルレンディング会社を見分ける方法について詳しく解説します。

本記事を最後まで読むと、ソーシャルレンディングに参入するリスクや会社の選び方がわかり、自身が投資するべきか判断できるようになるはずです。

ソーシャルレンディングへの参入を検討している方や、投資する前にリスクを知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の3行まとめ
  • ソーシャルレンディングは、少額投資を希望している個人投資家におすすめ
  • ソーシャルレンディングはデメリットがある一方で正しい知識を得れば利益を出しやすい
  • ソーシャルレンディング会社を選ぶ際は、企業の実績や分配金の利回りに注目する必要がある
目次

ソーシャルレンディングとは?融資型クラウドファンディングについて解説

ソーシャルレンディングは、「融資型クラウドファンディング」とも呼ばれており、企業が不特定多数の投資家から資金を調達するシステムです。

利息を受け取りたい投資家と、資金を調達して事業を拡大したい企業がマッチングして成立します。

通常の投資と違い、ソーシャルレンディング会社が資金を集めて大口化して企業に融資するため、少額出資を希望している個人投資家でも参入しやすいです。

出資した投資家は、出資を受けた企業からソーシャルレンディング会社に支払われる貸付利息を元に配当を受け取り、貸付期間が満期になると出資した元本が返還されます。

また、クラウドファンディングと比較されがちですが、2つのシステムには明確な違いがあります。

クラウドファンディングの場合、出資者が金銭的な見返りを求めない「寄付型」や「購入型」などで成立するケースが多く、利用するハードルが低いです。

一方、ソーシャルレンディングの場合は、投資家からお金を借りることを目的としているため、企業は契約時に定めた利息を支払わなければいけません。

つまり、クラウドファンディングとの明確な違いは、投資家と企業との間に金銭的なやり取りが発生するかどうかです。

投資した企業の運用状況によっては元本割れの可能性もあるため、出資する企業は慎重に選ぶ必要があるでしょう。

大損する?ソーシャルレンディングの危険性やデメリット10選

SNSやインターネット上では、ソーシャルレンディングは大損すると噂されていますが、具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。

この項目では、ソーシャルレンディングの危険性やデメリットについて解説します。

ソーシャルレンディングの危険性やデメリットは、下記の通りです。

ソーシャルレンディングの危険性やデメリット
  • 貸付先の貸し倒れ
  • 運営会社の破綻リスク
  • 他の投資に比べて税金面が不利
  • 運用が始まると途中解約できない
  • 貸付先の情報開示が少ない
  • 人気の業者の場合クリック合戦になる
  • 早期返還がある
  • 株式投資や仮想通貨に比べて大儲けできない
  • 手数料がかかる
  • 投資期間と融資期間が一致せず損をしてしまう

それぞれ詳しく解説するので、ソーシャルレンディングへの投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

貸付先の貸し倒れ

ソーシャルレンディングの危険性として、出資した会社の運営状況が悪化してお金が返済されず、貸し倒れとなる可能性がある点が挙げられます。

ソーシャルレンディングサービスを展開している会社は、出資を希望している会社に対して独自の基準で厳選に審査したり、返済の強制力やガバナンスを効かせるために担保を設定したりするなどの対策を行なっています。

しかし、審査や対策を行っても企業から予定通りの返済が行われず、貸し倒れとなるケースもゼロではありません。

特に、「ノンリコースローン」と記載されているソーシャルレンディング案件は、貸し倒れとなる危険性があります。

ノンリコースローンとは、収益性のある債券や不動産を担保に融資を行い、担保にした財産内に限定して返済責任を設定する貸付方法のことです。

ノンリコースローンのデメリットは、出資を受けた企業が返済困難になったとしても、財産の範囲を越えた返済を要求できない点です。

つまり、財産の範囲以上に投資してしまった投資家は元本が返還されず、貸し倒れとなる可能性があります。

損失をできるだけ抑えたい方は、記事後半でご紹介する「ソーシャルレンディングで失敗しないための対策」を参考に、ソーシャルレンディングを行いましょう。

運営会社の破綻リスク

ソーシャルレンディングへの投資は、投資先ではなくソーシャルレンディング会社にお金を預けているため、運営会社が破綻すると出資金が返還されない可能性があります。

ソーシャルレンディング会社は、金融商品取引法によって分別管理を義務付けられています。

分別管理とは、企業の資産と顧客資産を明確に区別して管理することです。

例えば、証券会社の場合、証券保管振替機関という第三者機関が区分して管理したり、信託銀行に信託財産として管理されていたりします。

仮に、証券会社が分別管理の義務に違反したことによって顧客に資産を返還できない場合でも、日本投資家保護基金によって1,000万円まで保証される仕組みです。

一方、ソーシャルレンディング会社の場合は、分別管理の義務のみで、信託銀行に信託財産として管理してもらう義務まではありません。

日本投資家保護基金の保証もついていないため、分割管理をしっかりしていても運営会社が破綻した際に顧客資産も差し押さえになる可能性があります。

信託銀行に顧客財産を管理してもらっていないソーシャルレンディング会社を選ぶと、企業が倒産した際に預けているお金を返還してもらえない可能性があるため、慎重に会社選びを行う必要があります。

他の投資に比べて税金面が不利

ソーシャルレンディングを利用するデメリットとして、他の投資に比べて税金面が不利な点が挙げられます。

株式投資や投資信託の場合、分離課税形式が採用されているため、投資で得た利益に関わらず税率は一律15%です。

一方、ソーシャルレンディングの場合は、総合課税方式が採用されており、ソーシャルレンディング以外で得た所得も含めて税率が決まります。

ソーシャルレンディンで課税される税金は、下記の計算式によって決まります。

課税所得額所得税率控除額
195万円以下5%0円
330万円以下10%97,500円
695万円以下20%427,500円
900万円以下23%636,000円
1,800万円以下33%1,536,000円
4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円越45%4,796,000円

例えば、課税所得額が2,000万円ある場合、ソーシャルレンディングで得た収益の40%を税金で納めなければいけません。

また、ソーシャルレンディングは住民税の面でも株式投資や投資信託に比べて不利です。

株式投資や投資信託の場合、住民税は5%に設定されています。

一方、ソーシャルレンディングの場合は、住民税を10%支払わなければいけません。

株式投資や投資信託と比べて住民税を2倍支払わなければいけないため、税金面はかなり不利と言えるでしょう。

運用が始まると途中解約できない

ソーシャルレンディングは、運用が始めると投資家側から途中解約を申請できません。

貸出期間が満了するまで資金がロックされてしまい、引き出しや他の資産運用に回すことが不可能になります。

ソーシャルレンディングを行う際は、緊急事態や他の資産運用に回すことを考慮して、余剰資金内で投資するように心がけましょう。

貸付先の情報開示が少ない

ソーシャルレンディングは、情報開示の度合いがサービスによって異なります。

投資するべきかを判断する材料として、貸付先の属性や条件、資金の利用用途などは不可欠な要素です。

しかし、ソーシャルレンディング会社やファンドによっては、貸付先の情報が不明確な状態で募集が行われているケースがあります。

金融庁は投資家への情報開示の拡充を図るために、貸付先の情報開示が可能となる解釈を発表しましたが、依然として貸付先が不明確なケースも多いです。

安全なソーシャルレンディング会社を選ぶためには、「おすすめしない!やばいソーシャルレンディング会社の見分け方」の内容を参考に、利用するサービスを検討する必要があります。

人気の業者の場合クリック合戦になる

ソーシャルレンディングは、近年人気が高まっているため、募集件数よりも投資希望者数の方が多い状況です。

募集件数よりも投資希望者数の方が多くなると、ファンドに申し込むためのクリック合戦となってしまい、投資に申し込めない可能性があります。

また、先着順ではなく「抽選制」による募集の場合でも、人気のファンドであるほど倍率が高くなり、申し込みしづらくなります。

クリック合戦を避けてソーシャルレンディングに出資したいと考えている方は、複数のソーシャルレンディングサービスの利用がおすすめです。

複数のサービスに登録しておくと、公開されるファンドの数が増加するため、参加できる確率が高まります。

早期償還がある

早期償還とは、予定された満期日よりも貸付資金の返還が早く行われることです。

ソーシャルレンディングでは、投資した企業の運営状況が上手くいくと、予定より早くお金が返還されるケースがあります。

予定より早くお金が返還されると、想定していた配当金よりも受け取れる金額が少なくなったり、新たな投資先を検討したりしなければいけません。

ただし、投資した金額が早く返ってくるため、貸し倒れのリスクが下がる点は大きなメリットと言えます。

株式投資や仮想通貨に比べて大儲けできない

ソーシャルレンディングで貸し倒れのリスクを下げるには、高くても利回り7%までのファンドを選択する必要があるため、株式投資や仮想通貨に比べて大儲けできません。

仮に、利回り7%のファンドに1,000万円投資したとしても、得られる利益は年間70万円です。

利益から所得税と住民税を差し引くと、手元に残るお金はさらに少なくなります。

ソーシャルレンディングは、ミドルリスク・ミドルリターンの投資方法なので、大儲けはできないと考えましょう。

手数料がかかる

ソーシャルレンディングのデメリットとして、手数料がかかる点が挙げられます。

企業に投資する際に振込み手数料がかかり、投資期間が満了した後に引き出し手数料がかかります。

ただし、株式投資や投資信託でも同様の手数料が発生するため、ソーシャルレンディングだけのデメリットではありません。

また、利用するサービスによっては手数料が無料に設定されているケースもあるため、回避できるデメリットと言えるでしょう。

投資期間と融資期間が一致せず損をしてしまう

ソーシャルレンディングは、投資期間と融資期間が一致しないため、時間ロスが発生してしまいます。

投資期間と融資期間が一致しない理由は、出資を受けた企業と投資家の間にソーシャルレンディング会社が入っているからです。

例えば、4月15日に運用期間6ヶ月(5月1日〜10月31日)の条件で募集されているソーシャルレンディングに出資した場合、下記の時系列で進んでいきます。

ソーシャルレンディングの時系列
  1. 投資家が4月15日にソーシャルレンディング会社にお金を送金
  2. ソーシャルレンディング会社が手続き等を行い5月1日に出資する企業にお金を送金
  3. 10月31日に満期を迎えて出資を受けた企業がソーシャルレンディング会社に返済
  4. ソーシャルレンディン会社が手続き等を行い10月14日に投資家に返還

つまり、6ヶ月分の金利しか受け取れないのにも関わらず、投資家の手元からお金が離れている期間は7ヶ月となるのです。

ただし、運用金額が少額になるほど1ヶ月分の損失は小さくなるため、大口投資家以外はデメリットを感じづらいでしょう。

おすすめしない!やばいソーシャルレンディング会社の見分け方

ソーシャルレンディングのリスクやデメリットを回避するには、悪質なソーシャルレンディング会社を見分ける方法を知る必要があります。

この項目では、悪質なソーシャルレンディング会社か見分ける方法を6つご紹介します。

悪質なソーシャルレンディング会社を見分ける方法
  • 運営会社が金融庁の登録業者であるか
  • 過去に行政処分を受けていないか
  • 元本割れや配当遅延がないか
  • 分配金の利回りが高すぎないか
  • 貸付先企業の情報が開示されているか
  • 上場企業が運営しているか

ソーシャルレンディングのリスクやデメリットをできるだけ回避したい方は、ぜひ参考にしてください。

運営会社が金融庁の登録業者であるか

悪質なソーシャルレンディング会社か見分ける方法として、運営会社が金融庁の登録業者であるかが挙げられます。

ソーシャルレンディングを運営するには、金融庁から第二種金融商品取引業の登録を受ける必要があります。

無登録の業者がソーシャルレンディングの募集を行うのは、法律に違反しているため、詐欺の可能性が高いです。

サービスを利用する前に必ず「金融庁の免許・許可・登録等を受けている業者一覧」に企業の名前が掲載されているか確認しましょう。

ただし、金融庁に登録しているからといって、金融庁や財務局が企業の信用力等を保証しているわけではありません。

ソーシャルレンディング会社の情報をできるだけ確認し、安心して利用できるサービスか判断しましょう。

過去に行政処分を受けていないか

過去に行政処分を受けているかも、悪質なソーシャルレンディング会社を見分ける方法の1つです。

ソーシャルレンディングを提供している企業が行政処分を受けると、金融庁の報道発表資料に会社名と処分内容が掲載されます。

また、インターネットやSNSで会社名やサービス名を検索すると、過去に行政処分を受けた企業を簡単に調べることも可能です。

仮に、過去行政処分を受けたサービスを利用する場合は、原因・再発防止策・現在の運用状況を考慮した上で判断しましょう。

元本割れや配当遅延がないか

悪質なソーシャルレンディング会社を見分ける際は、元本割れや配当遅延がないかも注目する必要があります。

過去に元本割れや配当遅延が発生しているサービスの場合、自身が投資したファンドでも同様の結果になる可能性があります。

また、取り扱いファンドの多さや運営年数の長さも注目するべきポイントの1つです。

運用実績が豊富な会社でも元本割れや配当遅延が発生するリスクはありますが、実績がない会社よりは安心して資金を預けられるはずです。

分配金の利回りが高すぎないか

悪質なソーシャルレンディング会社の利用を避けるには、分配金の利回り設定に注目しましょう。

ソーシャルレンディングの利回りは、ファンドやサービスによって異なりますが、平均3〜8%程度の想定利回りで募集されています。

平均よりも利回りが高いファンドを多く提供しているソーシャルレンディング会社は、リスクの高い投資先にばかり融資している可能性があります。

実際に金融機関が融資を行う場合、貸し倒れのリスクが高い企業ほど、融資したお金が未回収になることを恐れて金利を高く設定するケースが多いです。

相場よりも利回りが高いファンドは、大きな利益を得られる可能性があるため魅力的に見えますが、貸し倒れのリスクも高くなる点は注意しましょう。

貸付先企業の情報が開示されているか

悪質なソーシャルレンディング会社を見極める際は、募集しているファンドの貸付先企業の情報を開示しているかを確認しましょう。

貸付先企業の情報が開示されていると、投資したお金を回収できる可能性があるかを判断しやすくなります。

貸付先企業の情報が開示されていないソーシャルレンディング会社を選ぶと、貸し倒れのリスクを正しく判断できなくなるため、損失を出してしまう可能性が高くなります。

投資するべきファンドか正しく判断するには、貸付先企業の情報が開示されているサービスを選ぶことが重要です。

上場企業が運営しているか

上場企業が運営しているかも、悪質なレンディング会社を見極めるポイントの1つです。

企業が上場するためには、利益水準・流通株式数・今後利益が見込めるかなど、厳しい基準をクリアする必要があります。

上場している企業であれば財務状況も安定している可能性が高いため、運営会社の破綻リスクも最小限に抑えられます。

絶対に破綻しないとは限りませんが、非上場企業のサービスよりも信頼性が高いと言えるでしょう。

ソーシャルレンディングのメリット4選

SNSやインターネット上で危ないと噂のソーシャルレンディングですが、メリットはあるのでしょうか。

この項目では、ソーシャルレンディングを利用するメリットを4つご紹介します。

ソーシャルレンディングのメリット
  • 少額から投資が可能
  • 比較的利回りが高い
  • 投資家はお金を出資するだけでOK
  • 日々の値動きがない

デメリットだけでなく、メリットも確認した上で投資するべきか判断しましょう。

少額から投資が可能

ソーシャルレンディングのメリットとして、少額から投資を始められることが挙げられます。

不動産投資や株式投資の場合、まとまったお金がなければ投資に参加できない商品が多いです。

しかし、ソーシャルレンディングであれば少額から投資を始めることが可能です。

ソーシャルレンディングへの少額投資は、サービスやファンドによって異なりますが、1万円前後あれば参加できます。

投資する元本が少額なほど生活に支障をきたす心配も少なくなるため、初心者の方でも始めやすい投資方法と言えるでしょう。

比較的利回りが高い

ソーシャルレンディングは、他の投資商品に比べて比較的利回りが高い点もメリットの1つです。

2023年9月時点で、東証プライムの平均株式利回り(単純平均利回り)が2.16%、東証スタンダードの平均株式利回り(単純平均利回り)は2.17%です。

一方、ソーシャルレンディングの場合は、想定利回り3〜8%で募集しているファンドが多く、他の投資商品に比べて高い利回りを期待できます。

ただし、想定利回りは運用開始前の想定なので、出資先の運用状況によって変動する可能性がある点は注意する必要があります。

ソーシャルレンディング会社やファンドによっても異なるため、出資先の将来性を考慮した上で、出資するべきか判断しましょう。

投資家はお金を出資するだけでOK

投資家はお金を出資するだけで完結する点も、ソーシャルレンディングを利用するメリットの1つです。

株式投資やFXの場合、頻繁に市場動向や価格を確認して売買を繰り返す必要があります。

一方、ソーシャルレンディングの場合は、お金さえ出資すれば分配金の入金と元本の返還を待つだけです。

お金を出資した後は放置するだけなので、仕事で忙しい方や、投資売買のスキルがなく不安という方でも参加しやすいでしょう。

ただし、出資先の情報を収集して投資するべきか判断する必要がある点は注意しましょう。

日々の値動きがない

ソーシャルレンディングは、出資後は元本がロックされているため、日々の値動きを気にする必要がありません。

売買益を得ることはできませんが、その分私生活や仕事に影響する心配がありません。

一方、日々値動きが激しい金融商品の場合は、市場動向や景気によっては価格が下がって損失が生まれる可能性があります。

損失を回避するには、日常的に価格をチェックする必要があるため、私生活や仕事に影響が出るリスクがあります。

特に、投資初心者の方は少しの価格変動に一喜一憂してしまい、精神的に疲弊する可能性もあるでしょう。

投資初心者の方や、日常生活に支障が出ない範囲で投資を始めたい方は、日々の値動きがないソーシャルレンディングの利用をおすすめします。

ソーシャルレンディングで失敗しないための対策

この項目では、ソーシャルレンディングのデメリットやリスクを回避するための対策を2つご紹介します。

ソーシャルレンディングで失敗しないための対策
  • 複数のソーシャルレンディング会社に分散投資する
  • 余剰資金で投資を行う

ソーシャルレンディングで絶対に失敗しなくなるとは限りませんが、少なくとも損失が発生するリスクは下げられるので、ぜひ参考にしてください。

複数のソーシャルレンディング会社に分散投資する

ソーシャルレンディングで失敗しないための対策として、複数のソーシャルレンディング会社に分散投資することが挙げられます。

ソーシャルレンディングは、少額投資から大口投資まで幅広く対応していますが、1つのファンドに多額の資金を投資するのはリスクが大きいです。

なぜなら、貸し倒れが発生する可能性だけでなく、ソーシャルレンディング会社自体が倒産するリスクまで抱えることになるからです。

慎重にソーシャルレンディング会社やファンドを選定したとしても、投資である以上、資金がゼロになる可能性は排除できません。

損失のリスクを低下させるには、複数のソーシャルディング会社に分散投資を行う必要があるでしょう。

余剰資金で投資を行う

余剰資金で投資を行うことも、ソーシャルレンディングで失敗しないための対策です。

ソーシャルレンディングは、投資した資金がロックされてしまうため、緊急時にお金を引き出すといったことができません。

日々の生活資金がギリギリの方は、まずは家計の見直しを行い、投資に資金を回すための貯蓄から始めましょう。

また、生活資金でソーシャルレンディングに投資すると、精神が不安定になる可能性がある点も理由の1つです。

無くなると困るお金で投資をしているため、投資先の運営状況や配当金の払い出しで頭がいっぱいになり、日常生活に支障を来たす恐れがあります。

ソーシャルレンディングにかかわらず、資産運用には必ずリスクが付きまとうので、余剰資金で投資するにようにしましょう。

ソーシャルレンディング危ないまとめ

今回は、ソーシャルレンディングの危険性やデメリット、悪質なソーシャルレンディング会社を見分ける方法について詳しく解説しました。

ソーシャルレンディングは、デメリットや悪質な会社はありますが、正しい運用方法を知っておけば利益を出しやすい投資方法です。

少額から投資できるだけでなく、お金を出資した後は放置で配当金を得られるため、初心者の方におすすめです。

上記でご紹介した悪質な会社を見分ける方法や失敗しないための対策を念頭に置き、ソーシャルレンディングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

目次