お子さんおひとりにかかる教育資金は1,300万円を超えるといわれています。お子さんに必ずかかってくるお金ですので計画的に準備したいですね。
そんな時気になるのが学資保険です。実際には様々な種類のものがあってどれを選べばいいか迷ってしまうのではないでしょうか。
この記事では11種類の学資保険を比較検討し、選ぶときのポイントも紹介しています。お子さんの将来を決める大事な選択です。この記事を参考にしていただいてじっくり選んでください。
学資保険とは?
学資保険の仕組み
学資保険とは、子どもの学費を貯めるための保険商品です。
毎月決まった保険料を払い込むことで加入時に決めた、子どもが一定の年齢になったときに、「祝い金」や「満期金」という名目で給付金を受け取ることができます。
教育費の準備を目的としたもののほかにも、さまざまな保障がついている商品もあります。契約者である親権者が亡くなったり病気や高度障害状態になったりした場合に保険料払込免除の保障がついているものもあります。
教育費用の目的とともに親権者に万が一のことがあったときのための保障も備えているのが学資保険の大きな特徴です。

学資保険の種類
学資保険には2つのタイプがあります。貯蓄重視型と保障重視型の2つです。学資保険は教育費を貯めることが目的の1つですので両タイプとも祝い金や満期保険金などを受け取ることができます。
貯蓄重視型のポイントは、払込保険料に対してどれだけの割り合いで学資金を受け取ることができるかという点にあります。
返戻率が100%以上であれば、払い込んだ保険料の金額よりも増えるということです。貯蓄重視型の場合は返戻率がどのくらいあるのか、チェックするようにしましょう。
保障重視型は子どもの入院等に備えることができる医療保障や、契約者に万が一のことがあったときに子どもの生活を支える養育年金の保障がある商品もあります。
どちらの種類でもほとんどが万が一契約者が亡くなられた場合や、保険会社所定の高度障害状態になってしまった際にはそれ以降は保険料を支払わなくてよいという特則の保険料払込免除をつけることができます。
もちろん保険料払込免除になっても祝い金や満期保険金は予定通り受け取ることは可能です。
ちなみに返戻率の算出方法は以下のとおりです。

学資保険のメリット3選
銀行よりも高い利率で運用できる
銀行に預けるよりも学資保険のほうが高い利率で運用することができます。
返戻率は商品によって異なりますが、104%~105%前後のものがほとんどです。銀行は年利でもわずか0.002%程度ですので銀行よりも確実に増やすことができます。
万が一の保障がある
学資保険には万が一の保障もついています。
親であることが多い契約者が万一死亡または高度障害状態になった際にはその後の保険の支払いは免除され満期時に予定通りの保険金を受け取ることができる特約を付帯することができます。
万一ご両親に何かあったときでも、お子さんが教育を受け続けられる環境を残してあげることが可能ということです。
節税効果がある
学資保険に支払う保険料は生命保険料控除の対象となるため所得税額を少なくすることができ、節税効果があります。
保険金を受け取るときも受け取る方法によって税金をかかりにくくすることも可能です。

学資保険のデメリット3選
リターンは少ない
学資保険はそれほどリターンが多い商品ではありません。
リターンだけで考えればほかの金融商品のほうが多いものはたくさんあります。
ですがリターンが多いものはやはりリスクも高くなります。
大事なお子さんの教育資金を安全に確保することが目的であれば、返戻率などをよく確認したうえで学資保険を利用するのも一つの方法です。
満期まで引き出せない
学資保険は預貯金ではないので満期になるまで引き出すことはできません。
どうしても急にまとまったお金が必要になった際には、解約するしか手はありません。
また、学資保険は受け取る金額が決まっているためあとからほかの商品に乗り換えることもできません。
学資保険を始める際には、ギリギリに保険料を設定せずに余裕を持つことと別途預貯金などを並行して進めておくことが大切です。
短期で解約すると元本割れのリスク
それでもどうしてもお金が必要であれば解約するしかありません。
途中で解約してしまうと、元本割れしてしまうケースがほとんどです。特にまだ契約してから数年程度の場合は元本割れのケースとなります。
学資保険の利点を最大限に活かすためには満期まで解約せずに継続することが大切なのです。。
学資保険の選ぶポイント5選
返戻率の高さ
せっかく毎月保険料を支払っていてもリターンが少なければあまり意味がありません。やはり返戻率が高い商品を選ぶというのは重要なポイントとなります。
種類によっては返戻率が100%を切る場合もありますので契約前によく確認するようにしましょう。
目的に合った保障内容
先に取り上げたように、学資保険には大きく分けて貯蓄重視型と保障重視型の2種類があります。
貯蓄型は資金を貯めて増やすことを目的したものです。 そのため基本的には支払った保険料よりも多くのお金を受け取ることができるものです。
一方保障型というのは教育資金を貯める以外にも様々な保障を受けることができるタイプです。親御さんに万が一のことがあったり、お子さんが病気やケガで入院した時のための保障がつい追たものです。
教育資金を貯めることを重視するのか、万が一の時でもお子さんが安心して教育を受けられる環境のほうを重視するのかで選ぶ保険の種類は変わってきます。
ご自分の目的に合った商品を選ぶようにしましょう。
月々の保険料
学資保険は長い間払い続ける性質のものです。契約時によく考えずに無理な支払額にしてしまうと、途中で継続して支払えなくなってしまう可能性もあります。
途中で支払えなくなって最悪解約することになってしまうと、せっかく払い続けてきた保険料も元本割れしてしまう恐れがあります。
現在の経済状態と、先々のこともよく考えたうえで無理のない月々の保険料に設定するようにしましょう。
保険金の受取タイミング
学資保険は満期金を一括で受け取るか、もしくは祝金も含めて複数回で受け取るかによって税金の種類が変わってきます。その点は注意が必要です。
例えば満期金として一括で受け取る場合は「一時所得」の扱いとなります。
一時所得の場合は満期金がかなりの高額にならない限り税金が発生することはありません。
祝金として毎年受け取るという場合は「雑所得」という扱いとなり、一時所得よりも高い税金がかかってしまいます。
サラリーマンの方が受取人であれば税金を払わないパターンが多いですが、個人事業主の方の場合は少し税金がかかってしまう可能性がでてきます。
学資保険の場合は税金がかからないケースが多いのであまり気にしていない方が多いようですが、一部のケースでは税金がかかることもあります。
学資保険を選ぶ際にはその点も考慮するようにしましょう。
支払方法と支払期間
学資保険の支払い方法と期間には以下のような種類があります。
一括払い:契約時にすべての保険料を支払う
全期前納払い:契約時にすべての保険料分を保険会社に預けて、預けたなかから定期的に保険料が支払われる
年払い:1年間分の保険料をまとめて支払う
半年払い:6ヶ月分の保険料をまとめて支払う
月払い:毎月一定の保険料を支払う。
それぞれご自身の状況にあった方法を選ぶようにしましょう。
【返戻率が高い】学資保険おすすめランキングTOP11
1位 学資準備スクエア|ソニー生命

- 返戻率はトップクラスの106.3%
- 貯蓄性重視の学資保険
- 契約者に万一のことが起きたら、以降の保険料払込が免除
保険名 | 学資準備スクエア |
保険会社 | ソニー生命 |
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返戻率 | 最大106.3% |
保障内容 | 契約者に万が一があった場合と所定の障害が残った場合支払いが免除。保証はそのまま。 |
加入条件(契約者と子供) | 子供:0〜3歳 *特約により出生前予定日の140日前から加入可能 契約者:女性16・男性18〜69歳 |
受取タイミング | 1型:中学校・高校・大学入学 2型:大学進学時+満期時 3型:大学進学〜満期まで5回 |
支払方法 | 月払い・半年払い・年払い |
支払タイミング | 10歳・15歳・17歳・18歳・20歳・22歳 *保険の種類によって異なる |
学資準備スクエアはソニー保険の学資保険です。
返戻率が最大106.3%と学資保険の中でもトップレベルです。そのため、貯蓄性重視や返戻率を最重要視している人におすすめできます。
保険会社の倒産は学資保険のリスクの1つですがソニー生命は保険会社の健全性を測る指標のひとつであるソルベンジー・マージン比率が2500%前後もあります。通常200%もあれば十分とされるソルベンジー・マージン比率ですが、その値の10倍以上あるため大変安全な保険会社だといえます。
ソニー生命の保険では加入する際に「ライフプランナー」と呼ばれる専門知識のある担当者と相談をすることができます。現状の家計の状態から将来も見据えた保険の提案をしてくれますので安心して契約することができます。
学資保険準備スクエアには3つのプランがあり、それぞれ受取時期に違いがあります。
①Ⅰ型(中学、高校、大学の入学時に学資金を受け取るプラン)
②Ⅱ型(大学入学時にまとめて受け取るプラン)
③Ⅲ型(大学入学時から進学毎に学資金を受け取るプラン)
3つのプランの中で一番返戻率が高いのが、大学時に学資金をまとめて受け取るⅢ型となっています。
また、「保険料払込免除」の特約も付加されているので安心です。
2位 みらいのつばさ|フコク生命

- 担当者がいるので安心
- 受取時期を選べる
- 兄弟割引がある
保険名 | みらいのつばさ |
保険会社 | フコク生命 |
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返戻率 | 101.2%~105.86% |
保障内容 | ・兄弟割引あり ・祝い金の据え置き可 ・万が一の際の保証有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満18歳~満50歳 被契約者(子供):出生予定日の140日前~満7歳 |
受取タイミング | 幼稚園・小学校・中学校・高校・大学入学時、成人・22歳(計7回) |
支払方法 | 年払い・半年払い・月払い |
支払タイミング | 11歳・14歳・17歳 |
みらいのつばさはフコク生命の学資保険です。
「みらいのつばさ」には「ステップ型」と「ジャンプ型」の2種類のプランがあります。ステップ型よりジャンプ型の方が返戻率が高くなっています。
さらに支払い期間を短くすることで返戻率をより挙げることができます。
みらいのつばさはライフスタイルに合わせて受取方法や払込期間を選ぶことができます。また、契約者にもしものことがあった場合、それ以降の保険料の払込みは不要となります。
さらに1人目のお子様がみらいのつばさに加入している場合は2人目のお子様の保険料が割引される兄弟割引があります。
学資保険料は月々数万円を支払うことになりますので、兄弟を多く抱える家庭にとっては保険料支払いが負担となってしまいます。
ですがみらいのつばさであれば兄弟割引ができますので2人目も加入させたい場合には、学資保険はみらいのつばさを選んでおくと安心です。
3位 つみたて学資|明治安田生命

- 保険内容はシンプルでわかりやすく受取率が高い
- 保険料払込免除は意外に重要
- 税制上の優遇措置もある
保険名 | つみたて学資 |
保険会社 | 明治安田生命 |
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返戻率 | 104.23%~109% |
保障内容 | ・保険金の据え置き可能(5年) ・万が一の際の保証有 ・育児相談ホットライン有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満18歳~満45歳 被契約者(子供):0歳~満6歳 |
受取タイミング | 18・19・20・21歳(計4回) |
支払方法 | 年払い・半年払い・月払い |
支払タイミング | 10歳・15歳 |
つみたて学資は明治安田生命の学資保険です。
お子さんの大学・短大・専門学校への進学を想定した学資保険となっています。基本的にコツコツ保険料を積み立て運用していくタイプの保険です。
つみたて学資には死亡給付金と保険料払い込み免除のサポートがついています。
つみたて学資は大学などの教育費を積み立てる事に特化した学資保険で学資金の受け取りは大学入学後の4年間に年金形式で給付がされる仕組みです。
保険料の払込方法によっては返戻率が109%まで上昇するなど高返戻率で非常に人気の学資保険です。
4位 ニッセイ学資保険|日本生命

- 国内の保険会社で歴史も長く安心感がある
- プランによっては返戻率が高くなる
- 育児相談ほっとラインが人気
保険名 | ニッセイ学資保険 |
保険会社 | 日本生命 |
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返戻率 | 102%~104.9% |
保障内容 | ・万が一の際の保証有 ・育児相談ホットライン |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満16歳~満67歳 被契約者(子供):0歳~満6歳 |
受取タイミング | 18・19・20・21・22歳(計5回)/子ども祝い金有の場合+(小中高入学時も) |
支払方法 | 月払い・年払い |
支払タイミング | 5年・10年・お子様が18歳まで |
ニッセイ学資保険は日本生命の学資保険です。日本生命は、100年以上の歴史をもつ老舗の保険会社で幅広い保険商品を取り扱っています。
ニッセイ学資保険は「こども祝金」「学資年金」という形で学資金を受け取ることができます。
最もお金のかかる大学入学から卒業までの期間に年金プランという形で実用的に対応できることが特徴となっています。
また、小中高の進学の際に祝い金がもらえるかもらえないかで分かれる、「こども祝い金あり」と「こども祝い金なし」の2プランから選ぶことができます。
どちらのプランでも契約期間の途中で解約しない限り、受取金額(学資金)が払込保険料総額を下回ることはありませんので安心してください。
5位 たのしみキャンバス|住友生命

- 返戻率が100%を超える
- 学資祝金を据え置くことで返戻率が上がる可能性もある
- 保険料の払込を早めに終えることができる
保険名 | たのしみキャンバス |
保険会社 | 住友生命 |
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返戻率 | 103.33% |
保障内容 | ・万が一の際の保証有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満16歳~満50歳 被契約者(子供):出征140日前~満7歳 |
受取タイミング | 18歳まで |
支払方法 | 月払い・半年払い・年払い |
支払タイミング | 17歳・18歳・19歳・20歳・21歳 |
たのしみキャンバスは住友生命の学資保険(個人年金)です。
正確にいうと「たのしみキャンバス」は個人年金保険となりますが教育資金に役立つ年金のしくみを活用した学資積立保険としての扱いがされています。
保険料払込期間満了後、払込保険料総額を上回る年金を受け取ることができます。たのしみキャンバスは大学の学費への備えに特化しています。
払込期間や年金受取開始年齢を10歳から18歳まで1年刻みで選択することができます。
支払う保険料が一定額を超えると住友生命の保険料割引制度である「たのしみランク」が適用され受取率がアップします。
ただ、個人年金保険を学資保険のように活用している商品なので細かな違いがあり注意が必要な部分もあります。
個人年金保険ですので契約者と被保険者がお子さんとなります。また、年金の受け取りは、初回が基本年金額の2倍となり、2回目以降は基本年金額となります。
さらに通常の学資保険では保険料控除をうけることができますが、たのしみキャンバスは個人年金で契約者はお子さんとなるので保険料控除が使えない可能性が高いため注意が必要です。
6位 こども学資保険|第一生命

- 大学進学時・在籍時の出費に備えられる
- 保険料払込の免除となる保障範囲を選べる
- 出産予定日の140日前から加入できる
保険名 | こども学資保険 |
保険会社 | 第一生命 |
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返戻率 | 103.39% |
保障内容 | ・万が一の際の保証有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満16歳~満50歳 被契約者(子供):出征140日前~満7歳 |
受取タイミング | 高校入学・大学入学・大学2・3・4年時 |
支払方法 | 月払い・半年払い・年払い |
支払タイミング | 10歳・17歳・18歳 |
こども学資保険は第一生命の学資保険です。
17歳または18歳から学資金を受け取ることができ保険期間満了時には満期保険金を受け取ることができる学資保険となっています。
大学進学時および在籍時の学費や生活費をカバーできる保険となっています。
保険料払込の免除となる保障を選択できる点も特徴です。。
お子さんの教育資金の積立だけではなく、万が一の事態の時もしっかり保障してもらいたい加入契約者つまり親御さんには最適な保険商品だといえます。
7位 こども共済|JA共済

- 貯蓄性と保障のバランスが優れた保険
- 契約者は75歳まで加入できるため祖父母の加入も可能
- 契約者に万一のことが起きた場合それ以降の保険料払込が免除
保険名 | こども共済 |
保険会社 | JA共済 |
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返戻率 | 102.6%~105.7% |
保障内容 | ・万が一の際の保証有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満18歳~満75歳 被契約者(子供):0歳~満12歳 |
受取タイミング | 18・19・20・21・22歳(計5回) |
支払方法 | 月払い・年払い |
支払タイミング | 11歳・12歳・14歳・15歳・17歳・18歳 |
こども共済はJA共済の学資保険です。
JA共済の「こども共済」は中学プラン・高校プラン・大学プランからお客様のニーズに合ったプランを選択できます。
そのため、私立中学や私立高校費用のための積み立てとしてもご利用いただくことができます。
契約者だけではなく、お子さんに後遺障害が残った場合や死亡時にも保険金が支給される点が特徴です。
また、契約者に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料払込が免除となります。
8位 夢見るこどもの学資保険|アフラック

- 進学時期に合わせて学資金が受取れる
- 払込期間が選べるためライフスタイルに合わせやすい
- 契約者の万一には、保険料払込免除特則が使える
保険名 | 夢見るこどもの学資保険 |
保険会社 | アフラック |
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返戻率 | 98.43% |
保障内容 | ・万が一の際の保証有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満16歳~満50歳 被契約者(子供):出征140日前~満7歳 |
受取タイミング | 高校入学・大学入学・大学2・3・4年時 |
支払方法 | 月払い・半年払い・年払い |
支払タイミング | 10歳・17歳・18歳 |
夢見るこどもの学資保険はアフラックの学資保険です。
アフラックの「夢見るこどもの学資保険」は、高校入学や大学入学前および大学入学後などお金のかかりやすい時期に保険金を受け取ることができるのでとても助かります。
普通であればかなりお金が必要となる私立高校や私立大学への備えを万全にすることができます。
全体として返戻率はやや低めで元本割れしてしまう場合もあるので、保証内容などはしっかりと見極めなければなりません。
また、契約者に万一のことがあった場合には、保険料払込免除特則が使えるので安心です。
9位 学資保険|かんぽ生命

- 保険料の支払い方法を選べる
- 契約者貸付制度があるので安心
- 契約者の万が一も保障される
保険名 | 学資保険 |
保険会社 | かんぽ生命 |
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返戻率 | 94.68% |
保障内容 | ・万が一の際の保証有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満16歳~満65歳 |
受取タイミング | 17歳-21歳、小学校入学時, 中学校入学時, 高校入学時 |
支払方法 | 月払い・半年払い・年払い |
支払タイミング | 12歳・17歳・18歳 |
学資保険はじめのかんぽはかんぽ生命の学資保険です。
かんぽ生命保険の「学資保険」は、保険金の受取時期に応じた3つのプランがあります。
小中高の入学時に祝金をもらえるものや、大学在学中に受け取れるものなど、ライフプランにあわせて選べます。
払い込みの方法も満期まで月々保険料を払う方法と12歳までに保険料を全額納め終わる方法の2種類が選べます。
契約者貸付制度があるので万が一出費がかさんだ時でも安心です。
さらに、契約者つまり親御さんが死亡もしくは高度障害状態になってしまった場合は保険料の支払いが免除されます。
保険料の免除された後も保障は継続し満期になれば保険金は受け取ることができます。もしものことがあっても子どもの教育・生活に必要なお金を準備できるので安心です。
10位 こども保険|SOMPOひまわり生命

- 契約者の万一にはお見舞金(基準保険金額の半額)と養育年金(基準保険金額の満額)が受け取れる
- お子さんの万一には基準保険金額と払込年数に応じてこども死亡保険金が支給される
保険名 | こども保険 |
保険会社 | SOMPOひまわり生命 |
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返戻率 | 70.70% |
保障内容 | 成長祝金 こども死亡保険金 契約者配当金 |
加入条件(契約者と子供) | ・ 15歳までの場合 契約者18~70歳、子供0~9歳・18歳までの場合 契約者18~65歳、子供0~12歳 ・22歳までの場合 契約者18~55歳、子供0~15歳 |
受取タイミング | お子さま(被保険者)が約款に規定された支払年齢に達した日の直後の12月2日(土・日・祝日の場合は翌営業日)にお受取りいただけます。 また、保険期間満了時の成長祝金は、保険期間満了日の翌営業日(土・日・祝日の場合は翌営業日)にお受取りいただけます。 |
支払方法 | ー |
支払タイミング | 約款に規定された支払年齢に達した日の直後の12月2日(土・日・祝日の場合は翌営業日) |
こども保険はSOMPOひまわり生命の学資保険です。
SOMPOひまわり生命のこども保険は、契約者や被契約者となるお子さんの万一への備えを目的とした学資保険です。
学資保険に保障内容の充実を求めている方にはメリットのある保険です。
保険加入後にはSOMPO 健康・生活サポートサービスと呼ばれる相談窓口が利用できるようになります。
学資保険に、保障の充実を求めたい方やお子さんの万一にも備えたい方、保険だけはでなく日々の生活にも寄り添った保険会社を選びたい方に、SOMPOひまわり生命「こども保険」はピッタリの保険です。
11位 終身保険RISE|オリックス

- 低解約返戻金型の終身保険なので月々の保険料が安い
- 保険料の払い込み期間の選択肢が豊富
- 介護・障害状態になったときでも保険金が支払われる
保険名 | 終身保険RISE |
保険会社 | オリックス |
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返戻率 | 98.04% |
保障内容 | ・万が一の際の保証有 |
加入条件(契約者と子供) | 契約者:満16歳~満50歳 被契約者(子供):出征140日前~満7歳 |
受取タイミング | 高校入学・大学入学・大学2・3・4年時 |
支払方法 | 月払い・半年払い・年払い |
支払タイミング | 10歳・17歳・18歳 |
終身保険RISEはオリックス生命の低解約返戻金型の終身保険です。
基本保障は死亡保険金となり保険金額は最大5000万円まで契約可能です。
保険料の払い込みは月払・半年払い・年払いの3種類から選ぶことができます。
終身保険RISEは「終身保険」と名がついているものの、低解約返戻金型終身保険に分類されます。低解約返戻金型の終身保険とは、保険料の払込期間中の保険料支払い金額が安く設定されているものです。
つまり一生涯の保障を得ながら、安い保険料で加入を継続できるというメリットがあります。
終身保険を学資保険のかわりに活用する方のために紹介していますが、低解約返戻金がの終身保険は、もともと学資保険代わりに使うことを目的に設計されていないので、祝い金のように分割して保険金を受け取れる仕様にはなっていません。
学資保険と比較してどのような形態で保険金を受け取りたいかを事前によく考えてから、低解約返戻金型終身保険を学資保険として活用するかを判断するようにしましょう。
学資保険の返戻率を高くする3つのコツ
加入時期はできるだけ早くしよう
学資保険の加入はできるだけ早いほうがいいといわれています。
保険会社は契約者から預かった保険料を運用して保険金などを支払っています。そのため、早いうちからお金を預けることができれば長く運用することができるため、返戻率を上げることもできるのです。
また、親の年齢が若いほうが保険金が安くなったりもするので総合的に見てもお得になるといえます。
学資保険の加入はできるだけ早くするようにしましょう。
払込期間は短く設定しよう
払込期間を短くするのも大事なポイントです。
学資保険の保険料払込期間は子どもの年齢を基準にして10歳払済・15歳払済・17歳払済・18歳払済 などのような選択肢があるものがほとんどです。
保険会社は契約者から払い込まれた保険料を保険期間満了まで運用したうえで満期保険金として支払うようになっています。
学資金の総額が200万円で保険期間を18年間とした場合で考えてみます。10歳払済の場合は満額の200万円を運用できる保険期間は10歳から18歳までの8年残っています。
18歳払済の場合は満額の200万円を運用できる保険期間はほぼないことになります。
保険期間を有効活用するためにも保険料払込期間はなるべく短くなるようにするべきなのです。
年払いで手数料を抑えよう
保険料は細かく分けて払うよりも支払う回数が少ないほうが支払総額を少なくすることができます。月払いよりも年払いのほうが返戻率は0.5~1.0%ほど高くなります。この差はかなり大きいです。
この考え方からすると一括払いのほうがよりお得にはなりますが、一度に大きなお金が動くので家計にも負担がかかりあまり現実的ではありません。
年払いで払込期間を短く設定するほうが現実的な方法です。
学資保険がおすすめな人は?
貯蓄や収入に不安
貯蓄や収入に不安で、お金を上手に貯められない方には学資保険はおすすめです。
幼稚園から大学までにかかる学費は1,300万円を超えるといわれています。
私立幼稚園(3年間) | 約158万円 |
公立小学校(6年間) | 約193万円 |
公立中学校(3年間) | 約147万円 |
公立高等学校(3年間) | 約137万円 |
私立大学(文系・4年間) | 約717万円 |
約1,352万円 |
これらをきちんと準備するためには早いうちから準備をしておくことが大切です。
貯蓄や収入に自信がない方は、半強制的に貯めることができる学資保険を活用してみてはいかがでしょうか。
安全に準備したい
学資保険はあるていどの返戻率が見込める商品であれば、払い込んだ保険料より多く戻ってくる可能性が非常に高いです。
そのため、安全に教育資金を準備したいと考えている方には向いています。
株式投資や投資信託などより大きな利回りを見込めるものではありませんが、その分リスクは小さいとも言えますので安全第一中谷はおススメの商品です。
怪我や病気に備えたい
怪我や病気に備えるというのはとても大事なことです。
ある程度のたくわえがあって特に学資保険は必要ないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、人間いつ何が起こるかわかりません。
突然の病気やケガ・事故などでお子さんの教育資金まで手が回らなくなることや、最悪亡くなってしまうケースも考えられます。
そのような不測の事態のために備えるためにおすすめする、という意味では多くの方に当てはまるのかもしれません。
あなたに万一のことがあっても、お子さんが好きな道に進めるように準備してあげることは親としての務めではないでしょうか。
学資保険に関するよくある質問
学資保険は何パーセントの人が入ってる?
ソニー生命の子どもの教育資金に関する調査2022によると、学資保険への加入率は2022年に42.1%となっています。
半分近くの方が教育資金の準備として学資保険を活用しているということになります。
ただ過去にさかのぼってみると2015年には59.5%、2016年には60.6%となっていますので、年々減少傾向にはあるようです。
学資保険の相場は?
こちらも同じくソニー生命の調査結果から見ていきます。
毎月の子どもの教育資金のための支出額 | 親の割合 |
0円 | 28.50% |
1〜2,999円 | 2.80% |
3,000〜4,999円 | 1.20% |
5,000〜9,999円 | 7.70% |
10,000〜14,999円 | 20.20% |
15,000〜19,999円 | 7.40% |
20,000〜29,999円 | 16.40% |
30,000円〜 | 15.80% |
こちらによると、毎月の教育資金のための平均支出金額は15,776円となります。
上の表で見られるのは0円以外では10,000〜14,999円が20.2%と最も多いということになります。正確な学資保険の金額ではありませんが、平均的な教育資金から見ると10,000円から13,000円程度が妥当だといえるのではないでしょうか。
祖父母が契約者でもいいの?
祖父母の方が契約者となることも可能です。 学資保険の契約者になれる人の範囲は決まっているのでまったくの赤の他人では契約者になることはできません。
ですが多くの場合は祖父母の方であれば契約者になることは可能です。
保険料が払えなくなったらどうすればいい?
保険料が払えなくなった場合はいくつかの方法があります。
まず、自動振替貸付制度を利用して保険料を立て替えてもらうという方法があります。
また、契約者貸付制度を利用して保険会社からお金を借りるというのも一つの手です。そのほか、払い済み保険に変更して支払いをやめるという選択肢も考えられます。
あとは契約を一部解約して保険料を減らすか、一時的に失効させて払えるようになったら復活させるという方法もあります。
最悪解約するしかないですが、途中解約ではほぼ元本割れしてしまいますので、まずは無理のない保険料の設定をするのが一番ではないでしょうか。
離婚したら学資保険はどうなるの?
万が一離婚してしまった場合、学資保険はどうなるのか、気になりますね。
基本的に離婚した場合でも契約者の方が保険会社に解約または名義変更を申し出ない限りは学資保険の契約はそのまま継続されます。
学資保険の契約者の方がお子さまの親権を持っており引き続き保険料を支払っていくのが可能なのであれば特に変更手続きをする必要はありません。
ドル建て学資保険はどうなの?
ドル建てという観点から見ると、学資保険より終身保険のほうが注目されています。
ドル建て学資保険の代わりにドル建て終身保険を活用するという考え方です。
もともと終身保険自体、一般的には払込期間終了後に解約すると掛けた金額よりも多く戻ってくるケースが多く貯蓄的要素が強い保険として知られています。
ドル建て学資保険よりも終身保険のほうが利回りが良いといえます。
ドル建てなので契約時よりも満期時に円安であればよりお得ということになりますが、その考え方からすると円安の今はあまり適していないといえるかもしれません。
学資保険 おすすめ まとめ
学資保険は返戻率の高さで選ぶ
ご自身の状況に合わせ貯蓄重視型と保障重視型から選ぶ
月々の保険料は無理のない範囲で選ぶ
保険金の受け取りタイミングを考えて選ぶ
支払い方法と支払期間を考慮する
少子高齢化が進む中、教育費の高騰も懸念されます。
大切なお子様の将来のためにも、学資保険を有効活用して教育資金をしっかりと準備していきましょう。