家賃収入で暮らす方法は?失敗しないコツやおすすめの不動産会社6選も紹介!

家賃収入で暮らす方法は?失敗しないコツやおすすめの不動産会社6選も紹介!

家賃収入で暮らすためには、どうしたらいいの?

そのように悩んでいるのではないでしょうか?

確かに家賃収入を得られれば生活は豊かになるため、手順や成功するコツを知りたいと思いますよね。

当記事は上記の悩みを抱えている方に向けて、家賃収入を得るまでの手順や失敗しないコツについて詳しく紹介します

特徴や仕組みといった家賃収入の基礎から、おすすめの不動産投資会社6選まで紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

この記事のまとめ
  • 家賃収入とは所有物件を貸し出して入居者から家賃をもらうこと
  • ローンによって投資規模を拡大できるが、まとまった資金が必要になる
  • 空室リスクや家賃滞納リスクなど、さまざまなリスクがある
  • 不動産投資会社を利用してリスクを回避しながら家賃滞納を得よう!

家賃収入とは?特徴や仕組みを紹介

家賃収入とは?特徴や仕組みを紹介

家賃収入とは所有する賃貸物件を第三者(入居者)に貸し出して家賃をもらうことです。

家賃収入は必ずしもアパートやマンションである必要はなく、駐車場経営やコインランドリー経営、テナントビルなども該当します。

立地や条件によって最適な方法の不動産経営を選ぶとよいでしょう。

ただし、家賃による収益のすべてが利益になるわけではなく、物件の取引価格や修繕費、税金などの経費を差し引いた金額が利益になります

それでは以下2つの点について詳しく解説します。

それでは詳しく見ていきましょう。

1.家賃収入の仕組み

1.家賃収入の仕組み

家賃収入が発生する仕組みは以下の通りです。

家賃収入が発生する仕組み
  1. 物件の購入
  2. 入居者の募集
  3. 賃貸の入金開始

まずは賃貸に出す物件を購入しますが、このときローンを組んで資金を調達する場合はその手続きも行います。

物件の準備ができたら入居者を募集します。

個人で募集することもできますが、不動産会社や管理会社に任せることが一般的です。

2.家賃収入で暮らしている人の割合

2.家賃収入で暮らしている人の割合

家賃収入で暮らしている人はどのくらいいるのか、正社員の平均年収と不動産所得者の申告納税者情報から割合を計算してみましょう。

国税庁が発表した「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、平均年収は433万円となっています。(参照:令和2年分 民間給与実態統計調査

では、平均年収433万円を超える家賃収入を得ている人はどのくらいいるのでしょうか。

国税庁が発表した「令和2年分 申告所得税標本調査」の所得階級別申告納税者数の構成割合を見てみると、以下のように記されています。(参照:令和2年分 申告所得税標本調査

所得階級別申告納税者数の構成割合
  • 100万円以下:5.3%
  • 100〜200万円以下:19.1%
  • 200〜300万円以下:17.2%
  • 300〜500万円以下::24.1%
  • 500〜1,000万円以下:23.0%
  • 1,000〜2,000万円以下:8.6%
  • 2,000万円以上:2.8%

上記の結果から平均年収433万円を超えている可能性があるのは約5割の人です。

ただし、不動産所得には給与所得が含まれている可能性もあります。

あくまで、家賃収入で暮らしている可能性がある人の最大割合が約5割であることを覚えておきましょう。

家賃収入を得るメリット3選

家賃収入を得るメリット3選

家賃収入を得るメリットは以下の3つです。

それぞれ詳しく解説します。

1.何もしなくても収入が得られる

不動産投資は賃貸管理を管理会社に委託できるため、物件オーナーは何もしなくても収入が得られます。

入居者の募集や入退去の管理、入居者のトラブル対応などのすべてを管理会社に任せることが可能です。

ほとんど手間をかけることなく、毎月決まった金額が安定して入ってくるため、忙しい方でも始められます。

2.ローンによって投資規模を拡大できる

不動産投資は金融機関から資金を借り入れできるため、投資規模を拡大できます。

他の投資では金融機関から投資資金を借りることができないため、不動産投資ならではのメリットです。

ローンを組めば自己資金だけではできない大きな投資ができるため、スピーディーに投資規模を拡大できます

1つ目の不動産経営がうまくいった実績があれば、2つ目の融資も組みやすくなります。

こうした良いサイクルを繰り返すことができれば、家賃収入だけで暮らすことも夢ではありません。

3.年間500万円未満の家賃収入なら副業に該当しない

副業が禁止されている場合でも、不動産投資は副業にあたらないとする企業が多いようです。

その理由は相続で不動産投資物件を所有する可能性があることや、本業に支障が出にくいことなどが挙げられます。

ただし、どのような場合でも副業にあたらないわけではなく、以下の条件を満たす必要があります。

副業とならない家賃収入の条件
  • 家賃収入が年間500万円以下であること
  • 5棟10室以下の規模であること
  • 自分で管理しないこと

上記の条件に合った不動産経営を行えば、たとえ公務員であっても家賃収入が得られます

家賃収入を得る際のデメリットや注意点3選

家賃収入を得る際のデメリットや注意点3選

家賃収入を得る際のデメリットや注意点は以下の3つです。

それぞれ詳しく解説します。

1.まとまった資金が必要

比較的価格が安いワンルームでも、都心近くの物件なら1,000万円を超えることがあります。

また、1棟マンションの場合1億円を超えることもあり、金融機関の融資が利用できたとしても大きな資金が必要です。

うまくいかなければ大きな損失が生じる可能性もあるため、エリアや築年数などの条件を見極めて空室リスクの低い物件に投資しましょう。

2.さまざまなリスクがある

不動産経営には、以下のようなさまざまなリスクを伴う可能性があります。

不動産経営のリスク
  • 空室になるリスク
  • 家賃滞納のリスク
  • 災害に遭うリスク
  • 資産価値が下がるリスク
  • ローンの返済額がアップするリスク

不動産経営のリスクはすべて収入の減少につながるため、対策を練っておくことが大切です。

3.建物の管理や老朽化への対応が必要

所有する物件は年数とともに老朽化していき、想定以上の修繕費が発生する可能性があります。

老朽化すると空室が継続する可能性や資産価値の低下、耐震性の劣化する恐れがあります

これらのすべては収入にもつながるため、建物の管理をしっかりしておくことが大切です。

老朽化の進行を緩やかにするための修繕を適宜行う必要があり、内容によって数万円から数百万円かかる可能性があります。

場当たり的な対応では難しいため、あらかじめ長期的な視点で修繕計画を立てておきましょう。

不動産投資におすすめの不動産投資会社6選

不動産投資におすすめの会社は以下の6つです。

不動産投資におすすめの不動産投資会社

それぞれ詳しく解説します。

1.SYLA

SYLA
引用元:SYLA

\ 高水準の入居率なので空室リスクが少ない /

→SYLAの公式サイトへ

SYLA(シーラ)は、立地・デザイン・設備などにこだわったマンションを取り扱っている不動産投資会社です。

利便性の高いエリアに物件を構えており、インターネット常時接続サービスやカメラ付きオートロック、宅配ボックスなどの設備も充実しています。

また、保護犬・保護猫を飼うオーナー向けのマンションもあるなど、ユニークなテーマのマンションが評価されています。

アフターフォローも充実しており、集金代行契約システムで家賃滞納リスクの軽減が可能です。

会社名株式会社シーラ
資本金1億7,000万円
設立年2010年
社員数101名
対応エリア東京・横浜・京都
入居率99.0%
セミナーの有無あり

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「SYLAの評判は悪いの?リアルな口コミを分析して実態を調査します」

2.CREAL

CREAL
引用元:CREAL

\ 累計調達額2年連続No.1 /

→CREALの公式サイトへ

CREALは、累計調達額が200億を突破する不動産投資クラウドファンディングサービスです。

2022年9月までの元本割れは0件のため、損失が出てしまう可能性はかなり低いといえます。

ネット上で投資を完結でき、1口1万円から始められることが特徴です。

運営会社であるクリアル株式会社は、2022年3月25日に東京証券取引所グロース市場への上場が承認されているため、信頼感があります。

会社名クリアル株式会社
資本金6億5,800万円※資本準備金含む
設立年2011年5月
最低投資額1万円〜
想定利回り3〜8%※2022年4月

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3.RENOSY(リノシー)

引用元:RENOSY

\初回無料WEB面談で5万円分のPayPayポイントをゲット* /

→RENOSYの公式サイトへ

RENOSY(リノシー)は、都市部の新築・中古マンション、アパート、戸建てに特化した不動産投資会社です。

独自AIが需要が高く入居率の高い都市部の物件を厳選しているので、安定した利回りが期待できます。

管理プランは、「集金代行プロ」「集金代行プラン」「ワイドプラン」「NEOインカム」の4種類があり、委託したい内容・保証によって自由に選べます。

※PayPayポイントはPayPayギフトカードで付与されます。出金と譲渡はできません、PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能です。
※上限・条件あり。プレゼント適用条件はRENOSY公式サイトでご確認ください。

会社名株式会社GA technologies
資本金73億7,296万6,541円※2024年10月末時点
設立年2013年
社員数1,487人 ※2024年10月末時点、グループ会社を含む
対応エリア東京23区・川崎・横浜・大阪・神戸・京都・福岡・海外
入居率99.6% ※2023年4月時点
セミナーの有無あり

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4.COZUCHI

COZUCHI
引用元:COZUCHI

\ 1口1万円から投資できる /

→COZUCHIの公式サイトへ

COZUCHIは、2022年6月に累計調達額120億円を突破する運用実績が豊富な不動産投資型クラウドファンディングです。

ユーザー満足度が高いことが特徴で、2021年8月の調査で不動産投資クラウドファンディングNo.1を受賞しています。

1口1万円から住宅系や商業系、インフラ系などのさまざまな分野に投資ができます。

また、優先劣後出資制度を採用しているため、投資先ファンドが損失を発生させた場合でもCOZUCHIから先に損失を補填してくれます。

そのため、元本が守られていることも魅力の1つです。

会社名LAETOLI株式会社
資本金1億円
設立年1999年5月
最低投資額1万円〜
想定利回り4〜59.50%※2023年2月

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5.トーシンパートナーズ

トーシンパートナーズ
引用元:トーシンパートナーズ

\ 初心者のためのスタートブックを無料でゲット /

→トーシンパートナーズの公式サイトへ

トーシンパートナーズは、創業から30年以上にわたって275棟13,700戸を超える物件を首都圏に供給してきた不動産投資会社です。

オリジナルブランドのZOOMは、2014年から9年連続でグッドデザイン賞を受賞しています。

入居者審査を行って家賃滞納のリスクを減らし、「管理代行」と「一括借り上げ」からマネージメントシステムが選べます

これまで培ってきた経験やノウハウ、ネットワークを駆使してマンション経営をサポートしてくれます。

会社名株式会社トーシンパートナーズ
資本金10億円
設立年1989年
社員数376名
対応エリア東京・大阪
入居率99.5%※ZOOMシリーズ
セミナーの有無あり

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6.プロパティエージェント

プロパティエージェント
引用元:プロパティエージェント

\ 賃貸管理手数料永年無料 /

→プロパティエージェントの公式サイトへ

プロパティエージェントは、管理や運用までワンストップサービスで提供する不動産投資会社です。

入居率が99.5%と高水準のため、空室リスクを下げて運用できます。

入居者募集の審査では、家賃滞納率1%以下を維持しています。

また、最短2週間で次の入居者に貸し出せるように効率化されているため、安定した収入が得られるでしょう。

設備修繕や原状回復費用などの保証プランも自由に選べるため、高額出費の負担を軽減しながら資産価値の維持ができます。

会社名プロパティエージェント株式会社
資本金6億1,724万円
設立年2004年2月
社員数214名(連結)
対応エリア東京23区・横浜
入居率99.5%※2022年3月
セミナーの有無あり

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家賃収入を得るまでの手順【4STEP】

家賃収入を得るまでの手順【4STEP】

家賃収入を得るためには、不動産投資会社や不動産投資クラウドファンディングを利用する方法もあります。

ここでは、不動産投資会社を利用した家賃収入を得るまでの手順を紹介します。

それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

STEP1.不動産投資会社を探す

不動産投資を始めるためには、まず物件を購入する必要があります。

しかし、不動産投資初心者の方は不動産の良し悪しの判断や、大まかな利回りの予想が難しいです。

そのため、不動産の運用をサポートしてくれる不動産投資会社を利用することをおすすめします。

不動産投資会社では無料セミナーや無料相談を行っているため、まずは不動産投資の勉強から始めるとよいでしょう。

STEP2.初期費用を準備して物件を入手する

物件を購入するためには、まず初期費用を準備します。

多額の費用がかかるため、ローンを組むことが一般的です。

ローンを借りた分の返済と合わせて利息を金融機関に支払う必要があるため、月々の返済額や総支払額をシミュレーションして備えておきましょう

対象の物件は、土地ごと購入するアパートから1部屋だけを手軽に購入できるワンルームまであります。

ただし、物件の価格だけではなく、税金をはじめとする諸費用もかかるため注意してください。

STEP3.入居者への貸出を始める

物件を購入した後は、入居者を募集します。

入居者の募集方法は以下の通りです。

入居者の募集方法
  • 不動産仲介会社に依頼して広告を作成してもらう
  • 入居者の募集から手続き、物件のメンテナンスまでをすべて管理会社に任せる

入居者募集の準備には多大な労力がかかるため、自分だけで行うよりも仲介会社や管理会社に依頼する方が賢明です。

入居者が決まった後は契約手続きに進みます。

駅から近い場所や住みたい街として人気のあるエリアであれば、比較的入居者は決まりやすいです。

しかし、宣伝がうまくいかないと物件が注目されないため、不動産会社のアドバイスを受けながら宣伝方法を決めましょう。

STEP4.家賃の入金を受ける

入居者からの家賃は毎月入ってきますが、設定している家賃のすべてが収入になるわけではありません。

不動産管理会社に業務を委託している場合、家賃から手数料や管理費が引かれた金額が収入となります

また、そこからローンも含めた年間経費を引いた金額が正式な所得になるわけです。

ただし、家賃収入は給与や退職以外の所得に該当するため、年間20万円を超えた確定申告が必要です。

家賃収入で生活するためには税金を納める必要があり、毎年確定申告を行わないといけないことを覚えておきましょう。

家賃収入で失敗しないコツ5選

家賃収入で失敗しないコツ5選

家賃収入で失敗しないコツは以下の通りです。

それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

1.慎重に物件を選ぶ

家賃収入のために物件を購入する場合、焦らず慎重に選ぶことが大切です。

価格だけではなく、立地条件や設備などのバランスを考えながら選びましょう

立地条件が優れた場所とは、多くの人が住みたいと思うようなエリアのことです。

引っ越しを考える人は「安くて設備が優れた場所に住みたい」と考えることが多いです。

そのため、家賃収入目的で物件を購入する場合、引っ越す人の立場になって住みやすい場所を選びましょう。

2.空室対策を講じる

入居者がなかなか決まらずに空室期間が長引くと収入計画が狂い、キャッシュフローが減少します

空室リスクを回避するためにも以下のような対策を講じることが大切です。

空室リスクの対策
  • 敷金礼金を下げる
  • 建物や室内を清潔にする
  • ニーズに合った設備を増設する
  • フリーレント(一定期間家賃が無料になる契約形態)期間を設ける

空室が長引かないように、物件のターゲット層に合った工夫をしてください。

3.家賃滞納リスクに備える

不動産経営をするにあたり、家賃滞納は厄介なリスクです。

家賃滞納が発生した場合、収入的に空室があることと変わらない状態となります。

空室であれば新たな入居者を募集できますが、家賃滞納の場合は入居者をすぐに退去させることはできません。

なぜなら、借地借家法で貸主よりも借主の権利が守られており、賃貸借契約を解除するためには家賃滞納が3ヶ月以上続いていなければならないからです。

家賃滞納から1〜2ヶ月は物件オーナー自ら損失を負担しなければならないため、空室より深刻な問題だといえます。

リスクを回避するためには、入居者を決める段階で見極める必要があります。

また、家賃滞納リスクに備えて保証人をつけることや、不動産管理会社の家賃保証サービスを利用することも有効です。

4.物件の管理をしっかりする

資産価値を維持し、入居者ができるだけ快適に住めるよう、こまめに物件の掃除や修繕を行うことも大切です。

入居者の環境を整えることは空室リスクを回避することにもつながります

また、騒音や水漏れなどのトラブルが発生した場合、迅速に解決しなければなりません。

トラブルへの対応は不動産管理会社に任せることもできます。

管理会社の利用を検討する場合は実績や管理体制などをチェックし、信頼できる会社を選んでください。

5.ローンの管理をしっかりする

不動産を購入する場合は自己資金だけではまかなえず、金融機関から融資をしてもらうことが一般的です。

収入に対するローンの割合が大きすぎると返済できない可能性が高まるため、しっかりローンを管理しておくことが大切です。

一度でもローン返済に遅れると、金融事故となって信用情報に名前が載ってしまいます。

信用情報に傷がついてしまうと、次の物件を購入したくてもローンを組めない可能性があります。

そのため、いくらまでのローンなら余裕で返せるのか、シミュレーションしておきましょう。

家賃収入によくある質問4選に回答!

家賃収入によくある質問4選に回答!

家賃収入によくある質問は以下の通りです。

それぞれ詳しく解説します。

1.家賃収入にかかる税金の種類は?

家賃収入にかかる主な税金は「所得税」と「住民税」です。

所得税とは個人が得る所得に対してかかる税金で、この所得をもとに計算されるのが住民税です。

また、課税売上高が1,000万円を超えた場合、その翌々年から消費税が課税されます。

消費税課税業者になった場合は税務署への届け出や、2年後に支払う必要があります。

たとえ、2年後の家賃収入が1,000万円未満でも支払う必要があるため、注意してください。

2.確定申告が必要なのはいくらから?

確定申告が必要なのは、年間20万円以上の家賃収入がある場合です。

たとえ赤字でも、20万円以上の家賃収入がある場合は確定申告をしなければなりません

また、家賃収入は不動産所得のため、家賃収入から必要経費を差し引いた金額が課税対象になります。

3.家賃収入に年末調整は必要?

会社の年末調整で扱うのは「給与所得」のみです。

家賃収入は不動産所得に該当するため、年末調整の必要はありません

4.家賃収入が課税・非課税となる物件の条件は?

家賃収入には、消費税が課税されるケースと非課税となるケースがあります。

事業用賃貸物件の家賃収入は課税対象ですが、マンション・アパートのような住宅用物件の家賃収入は原則非課税です。

ただし、住宅用の家賃収入にするためには「賃貸借契約書に住宅用と明示」「賃貸期間が1ヶ月以上」という条件を満たす必要があります。

たとえ条件を満たしていなくても課税売上高が1,000万円以下であれば、非課税となります。

また、集合住宅の管理費や共益費、入居者が契約時に支払う敷金礼金も非課税です。

あらかじめ集合住宅に付随した設備やサービスも非課税ですが、入居者の希望によって新設された設備の利用料は課税対象です。

駐車場の利用料は条件によって異なり、以下3つの条件を満たすことで非課税となります。

条件
  • 入居者1戸あたり1台分以上の駐車スペースを確保している
  • 自動車保有の有無にかかわらず全戸分に駐車場が割り当てられている
  • 家賃とともに駐車場の利用料金を受け取っている

家賃収入が大きいほど消費税額が増加します。

課税の有無は収入に大きな影響を与えるため、課税や非課税となる物件の条件を理解しておきましょう。

家賃収入を得るために不動産投資を始めてみよう!

家賃収入を得るためにはまず物件を購入し、入居者を募集・決定することから始まります。

入居者から得た家賃のすべてが収入になるわけではなく、家賃収入から経費を引いた金額が利益になります。

空室があったり家賃滞納があったりする場合、その分収入が減ってしまいます

また、建物が老朽化して入居者がなかなか決まらずに、収入が得られない可能性もあるでしょう。

安定した家賃収入を得るためには空室リスクや家賃滞納リスク、建物の老朽化などについて対策を講じておくことが大切です。

仕組みや注意点などを理解したうえで不動産投資や不動産ファンディングに取り組み、家賃収入を獲得しましょう